大地宅配の魚はどうなの？ポイントは鮮度保持と鮮色保持!?

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有機野菜や加工食品のこだわりは分かったけど、大地宅配といえども、

「さすがに魚は違いがないのでは？」と思われるかも知れません。

確かに大地専用の海や川があるはずがないのだから、そう思われるのも当然です。

でも、これには明らかな違いがある。大きく分けて2つ、「天然魚と養殖魚」について。まずは天然魚からカンタンに考えていきましょう。

天然魚の選び方・評価を考える際に大切なのは「鮮度保持剤」です。

いま一般に流通している天然魚のほぼ100％は鮮度保持剤が使われていると考えて良いでしょう。

鮮度保持剤とはいわば魚の鮮度を保つために使われる薬剤です。極端に言えば、それを使えば数日前にとれた魚をピンピンの状態のまま維持できる、“魔法の薬剤”といえるのかもしれません。

これは野菜にも使われるのですが、正直言って実態は闇の中。なかなか表には出てきにくい情報でもあるのです。

私が業界関係者から聞いた話ですが、スーパーなどの鮮魚売り場には氷を上下に敷かれて魚が置かれています。あの氷の中にこそ「鮮度保持剤」が隠されていると聞いたことがあります。

あの氷はスーパーなどの売り場だけで使われるのではなく、船や市場でも使われているとのことでした。

鮮度保持剤が使われている限り、その魚の鮮度が本当に新鮮なのかどうかがよく分からないのが現状です。もしかして、ものすごく古いものを口にしている可能性だってあるのです。

また古い魚は色落ちをしますが、この色を落とさないために「退色防止剤」が使われるケースも少なくないようです。

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大地を守る会の大地宅配では、契約魚業者との間に「漁船証明」という形で証明書を取ります。

鮮度保持剤や魚の色落ちを防ぐ退色防止剤を使わない魚を大地宅配では扱います。一部、加工食品で使われる魚はその限りではないのですが。

もうひとつの「養殖魚」の方は、合成の抗菌剤などをたくさん使うことが問題になります。

使わざるを得ない理由は「密飼い」をするため。過密な状態で養殖するので、どうしても魚が病気になりやすい環境になってしまうのです。

魚からすれば、ずっと朝の通勤電車に揺られているようなもので、運動不足でストレスがたまり､病気になりやすくなってしまうというわけです。

大地でも養殖魚は扱いますが、その中の代表が「ウナギ」です。通常ウナギというと甘辛のタレによくからみ、舌の上でとろけてしまうものを想像します。

でも柔らかくてトロけてしまう理由はウナギが運動不足だから。脂肪体質であることが理由です。

本来のウナギは川や海を泳ぎまくり、肉質は引き締まって筋肉質。あのトロけるような柔らかさは、過密に飼われてよく泳げなかったことの証でもあるのです。

実際に大地のウナギを食べれば、プリプリしたウナギの新食感を楽しむことができます。

ウナギが密飼いにならないように、適正な数で充分に運動させるからこその食感です。これは卵や牛肉に関しても同じことがいえるのです。

魚にもこうした違いがあるので、大地宅配で本来の魚の味をぜひ味わってもらいたいと思います。

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