オイシックス(Oisix）の食品添加物の超カンタン基礎知識編

「香料」

食べものの安全に関心を持ち始めると、こんな表示にも目がいくようになります。

結構、いろんな食品に使われているものだからです。

“何だ、ただの香りづけか！”と思う人から、“香料って一体なに？”と不信感を抱く人まで。反応は実にさまざま。

でもここでは、そもそもなぜ「香料」を使わなければならないのか？その理由について少しだけ考えてみることにします。

レモンにはレモンの香りがする。それはリンゴもミカンも同じ。フルーツにはそれぞれ香りがあるわけです。

香りを放つことで鳥などをおびき寄せ、タネを運んでもらう。植物の生き残りを賭けた深い知恵が隠されている､そんな風に解説されたりもします。

こうした自然で当たり前の「香り」なのですが、お菓子やパンなどの加工食品には食品添加物の「香料」が使われている。

でも、ちょっとおかしいと思いませんか？レモンならレモンを使えばよいのに･･･。

なぜ香料が使われるのかというと、素材そのものに香りがないから。もしくは弱いから。レモンなら、匂わないようなレモンを使うからこそ｢香料」が必要になる。

こういう仕組みになります。

入れないと「レモン味！」なんてアピールできないからこそ使われる。鮮度も悪く、とても生食用には出せないような素材。その証明が「香料」という表示になるわけです。

農薬も放射能も心配ならオイシックスへ。入会金・年会費無料で｢検査済み野菜｣を食べれます。

そういうと、「そこまで厳密にこだわらなくても良いんじゃないの？」、「あまりあれこれ言われると疲れてしまう」。

そんな風に思われるかも知れません。

確かにお米や野菜の農薬に比べれば、「香料くらいは！」という気持ちだって分かります。

いくら有機野菜の宅配を始めたからといっても、完璧に徹して“ストレスまみれ”になるのは良くない。私自身もそう思うからです。

でも知っておいて頂きたいのは、「香料」という表示の裏にある何十という化学薬剤の存在です。

食品添加物の「香料」1つを作るには、最低でも10種類以上の化学薬剤が使われている。そうでないと製造できないものだからです。

1つの薬品だけみれば大きな毒性はなくても、そこにいくつかの薬品が加わることで毒性が加速化される。これは「相乗毒性」と呼ばれる現象です。

喜劇王・チャップリンの言葉に、「個人個人はみんな良い人なのに、集団になると悪魔に変わる」というものがありますが、人工の化学物質(食品添加物)にもこれと似たところがあるのです。

「香料」を使わずに食品を作るなら、良い食材を使う必要があります。香りも味も高い･質の良い素材を使えば、香料なんてそもそもいらないわけですから。

有機野菜の宅配オイシックス(Oisix）で取り扱う食材が割高なのは、良い食材を使っていることの証でもあります。

野菜のように徹底的にこだわる必要はないのかも知れませんが、機会があれば「無添加食品」の素晴らしい味を試してみてくださいね。


放射能検査をしていない野菜をこの先ずっと食べ続けますか？


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